とうとう保育園生活最後の日になった。
朝からなんとなくしんみりしてみたり、保育園に行ってはお互い挨拶に忙しい先生や保護者をよそに、子供たちは相変わらず元気いっぱいだ。それでも、保育園の掲示板には先生たちの異動のお知らせが出ていたり、明日の進級に備えて部屋の模様替えが進んでいたりと、六年間通った保育園もなんだか今日は少し違う顔になっている。
明日からもうここに来ないというのが、頭ではわかってもなんだか実感がわかない。自分に言い聞かせるように何度も娘に、明日からは学童なんだよ、と言ってうるさがられたりする。
今日くらいは早くお迎えに行きたかったのだが、早帰りのためにスケジュールをブロックしていようがなんだろうがミーティングは入るし問い合わせはくるしで、結局最後の最後までタクシー拾って行く羽目になってしまった(いったいこの六年間でいくらタクシー代を使ったことやら。考えるとくらくらする)。
先生たちに挨拶をして、お礼を言って。寂しくなって泣いちゃったお友達もいるというのに、我が娘は「明日は先生が学童に来てね」とか言っていて、ボケているのか本当にわかっていないのか。最後までばたばたしたまま、保育園を後にした。
家に帰ってから買い物に行ったりご飯を食べたりする間、いつものように娘が面白いことを言ったり、想定外の行動をとって驚かされたりする。そのたびに反射的に、これは保育園のノート(連絡帳)に書けるネタになるな、と思ってしまい、でも次の瞬間にはっと気がつく。そうだ、もうノートは書かないんだった。書かなくてよくなっちゃったんだ。
毎日毎日、家であったことを書き記す保育園のノートは時には重荷だった。ネタがないときだってあるし、持ち帰りの仕事が終わらなくてこんなの書いてる場合じゃないのにと思うことも何回もあった。
でも、保育園最後の日になって、六年間欠かさず書き続け、先生たちからコメントを貰い続けてきたノートを見ると、なんだか泣きそうになる。投げ出したいくらい大変なことが何回もあった六年間だった。でも、それを超えて得るものが遙かに多い日々だったんだと改めて実感させられる。
いよいよ明日から、新しいことが始まる四月だ。
でもその前に、これまでの日々にありがとうを言おう。



0 コメント:
コメントを投稿