ようやく週末、と思ったら気が抜けたのかちょっと風邪をひいたらしく、何となくだるい。週末とは言え予定は詰まっているのでここで倒れるわけにはいかない。
そんなわけで早めに休もうと、疲れが溜まっているような娘をせかして早めに食事と入浴を済ませた。既にうとうとし始めている娘を手伝ってパジャマを着せてやると、ベッドにうつぶせになって枕の下に腕を差し込む。(寝入るときのいつものポーズだ)
そのまま寝るかな、と思ったら、娘がぽつりと言った。
「○ちゃんとまた会えるかなー、会いたいなー、違う学校行っちゃったからなー……」
会いたいの?と聞くと、うん、と頷く。
保育園で同じクラスだった保護者は仲がいいので、卒園後も連絡を取り合ったりしているし、親同士ではまた集まったり遊んだりしようね、という話はしてきていた。だからまた会えるよ、大丈夫、といったのだが、それでも娘はやっぱり寂しそうだった。
考えてみればそれも当たり前なのだ。一歳になる前、まだ言葉もちゃんとでないくらいの頃から、ほとんど毎日ずっと一緒に育ってきたお友達と、こんなに長い間会えないのは、娘にとっては初めての経験なのだから。
大人にとっての十日間と、子供にとってのそれは随分違う。ましてや、親よりずっと長い時間を共有してきたお友達なのだ。
やはり疲れていたのだろう、寂しそうに足をぶらぶらさせながらも、娘はいつの間にかすうっ、と眠りに落ちた。
大丈夫、またすぐ会えるからね。眠ってしまった娘の頭をなでながら、その娘と約束をする。



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